電子辞書にテキストエディタが付けばいいのに(現実の解編)

いつぞや、ほとんどこれだけしか書いていないエントリー([2007-06-10-1])をアップしました。で、最近ある程度妥協できる代替環境を使い始めたので、それについて少し。

まぁ、単的に言うとW-Zero3使ってるってだけですので、これ以降の文章には相変わらず内容はありません。まぁ、一応使ってみてのメリットとデメリットはまとめて書きたいつもりです。あと、以降の文章はテキストエディタとしてのW-Zero3という観点から書いてます。一般的なスペックやレビューは、別途ほかのページを探してください。

**そもそも、ほしかったもの
電子辞書+テキストエディタがほしいといってたわけですが、なぜそんな微妙なものをほしがったのでしょうか。っということで、自分なりに理由を挙げてみます。たぶん、こんなものでしょう。
-場所を問わずに、文章を書きたい
-ある程度ちゃんとしたキーボードで入力したい
-ある程度文章を一覧できるディスプレイがほしい
こうやって挙げると、別に電子辞書じゃなくても良い気がしてきます。要は、電子辞書ってのを、ほしかったものに一番形状が近かったから対象にしてたわけです。ほんとにほしかったのは、きっと持ち運べるテキストエディタ

**持ち運べるテキストエディタとしてのW-Zero3
で、上に挙げたような条件を、W-Zero3はどの程度満たしているのでしょう、ということが気になります。
正直に言えば、現状ではかなりの面で条件に沿っているのではないかと思います。

***大きさ
ちと大きいですが鞄に入れるくらいなら問題ない大きさです。閉じた状態で、たばこの箱を横にして1つ半並べたくらい。キーボードを引き出した状態で、たばこを縦にして二つ横に並べたくらい。

***キーボード
数字のキーまで付き、ある程度のキーサイズとキーピッチを備えたキーボード。選ぶときほかの端末と決定的に違ったのは、キーのピッチ(間隔)と配置でした。どうもほかの候補になった端末のキーボードは、ぎゅうぎゅうに詰め込んでいるようで、押しづらく感じました。

***ディスプレイ
4インチ。640x480のディスプレイ。タッチパネルとしても使えるので普通はマウスを使うことが多いスクロールや範囲選択なんかも、ディスプレイを触って選択することができます。マウスがないモバイルでは、結構便利。
最近のWebページを見るのにはちと手狭に感じる解像度ですが、テキストエディタとしてみれば十分です。

***テキストエディタ
また、肝心のテキストエディタとしての性能ですが、そもそもソフトウェアを自由にインストールすることができるので、ある程度自分の好みにあったものが選べます。今使ってるのは「零号エディタ」。特にこれといったこだわりがあって選んだわけではないですが、ある程度メジャーらしいことと、目立った不満点がないので使っています。


という話をしていたのですが、零号エディタを使っていて大きなサイズのテキストを編集しているとえらく重たくなるという現象に遭遇してから使うのをやめてしまいました。現在は、「jot」というのを使っています。いい感じ
see http://pandora.sblo.jp/article/11444252.html

W-Zero3の付加的な要素
使い始めて、意外に良かったことがいくつかあります。
*無線LANに単体でアクセスできること
ネットにアクセス可能な場所は限られますが、簡単なブログの記事を更新するくらいなら写真付きでも、W-Zero3単体で対応可能です。また、書いている最中でもネットで調べもの+コピペができます。が並べて表示することはできません。画面をいちいち切り替えて作業することになります。
また、別途Wilcomと契約することで、携帯のようにパケットを使ったネット接続も利用することができます。

***Active Sync
使用しているPCがWindowsならば、USBで繋ぐだけで自動的にファイルの同期が可能です。ので、一々W-Zero3で作成したファイルをパソコンにコピーするという作業がありません。まぁ、問題は使用できる外部メモリ(Mini SD)のデータは、同期の対象にならないくらいです。
MacLinux等でどうなるかは、わかりません。

***使える機能の幅広さ
これ一台で、文字通りPIM的な使い方からカメラ、ゲーム、電子辞書、電子書籍と幅広く使えます。
今、テキストエディタ以外で一番使っているのは電子図書リーダーとしてです。テキストを書いて無いときは、もっぱら青空文庫から落としてきた電子図書を読んでまが、ある程度調整すれば、相当読みやすい環境を整えることができます。一応PDFやPPTなんかも読めますし。
ちなみに、青空文庫を読むときに使っているのは「青空子猫」ってリーダです。この辺もいくつかソフトウェアが出ているので、選べるのがいいところ。

**W-Zero3の問題
じゃぁ、W-Zero3が完璧な端末かというと、さにあらず。以下では、使っていて気になる点を挙げていきます。

***電池の持ちが悪い
まぁ、テキストエディタの機能だけを使っている分には十分持ってくれると思います。毎日通勤小一時間で5日はもってくれるかもぐらいです。
ただ、無線LANやカメラ、動画や音楽といったリッチな機能を使うとえらい勢いで電池が減っていきます。自分はPHSとしての契約をしていないので分かりませんが、その用途を合わせるともっとすごいことになるかもです。

***高い
端末単体で5万円ほどします。もちろん、PHSの契約と組み合わせればもっと安くなりますし、色々考えれば安くなるでしょうが、その場合ランニングコストがかかります。おそらく一番安く手に入れる手段はネットオークションですが、その辺も面倒です。

***OSがWindows系で複雑
前述したActive Syncや用途の幅広さでは、有利に働いてくれた点ですが、裏を返せばOSの面倒や設定をしなければならない、特定の用途に特化した場合に得られる安定性を犠牲にしているといえます。
フリーズして再起動という懐かしいコンボを食らうこともしばしばです。
また、設定等についてもある程度自力で何とかできるくらいの気概が必要かもしれません。少なくともほいと渡されて10分で理解して使いこなせる類の端末ではありません。まぁ、持ち運べるテキストエディタがほしいと思い付く層なら問題ないでしょうが。

***キーボードの鍵打音がうるさい
なぜか知りませんが、えらいうるさいです。一人でベッドに入って打ってる分には、押した感じがしていいのですが、人前で使うのは憚られます。少なくとも静かな場所では。

**通勤電車での操作性
基本的にW-Zero3は、両手でホールドし、両親指を使ってキーを叩きます。ので普通の携帯電話と違って、操作する端末の位置がどうしても胸の辺りに来てしまいます。すいている電車や運よく座席に座れたときはよいのですが、満員電車では、ちと扱いづらいものがあります。使ってる間は、常時「小さく前にならえ」の状態と思っていただければ、イメージできるかと。
携帯みたいに片手のみで操作できる端末なら、満員電車時は端末を顔の辺りまで上げることで多少使いではよくなるのですが。こればっかりはしようがないかなとは思います。

**自分が買う前に気にしていたこと
一般的な携帯電話では、各提供キャリアと通話等の契約をしないと、端末の一部機能が制限されるという俗にSIMロックと呼ばれる機能がついています。まぁ、自分が買うときには、W-Zero3に関してこの辺をまとめた記事が見つからなかったので、ここで少し並べてみます。

現在Wilcomと契約せずに使っている中で使えない機能は、通話機能とパケット通信機能くらいな気がします。無線LAN、カメラ等は使えてます。W-Zero3Operaブラウザも無線LAN経由で入手可能でした。

**今回購入候補になった端末たち
今回、W-Zero3を購入するに辺り、いくつかの類似の端末を調べたり使ったりしました。ここでは、とりあえずの購入候補の列挙と、寸感を。
-mylo。 端末は小さくて良かったのですが、如何せん自由度が無さすぎた。付属のテキストエディタもメモ帳レベルだったのが悔やまれます。あと、作成したファイルを他とやりとりするときの方法が、USBストレージとメモリスティックしかないのが、地味に面倒でした
-EM ONE。今回の最終候補の一つ。問題はSIMロックが相当に厳しいという風評と、稼働時間の短さ。若干キーボードが気に入らなかったけど、そこは大きな問題には感じてなかった
-Treo。これは、実機を直接見たわけじゃなく、完全に風評のみ。日本語化と購入手段の狭さが決め手。
-Nokia E61。これも直接実機を見たのはつい最近。なんかキーボードが押しにくそうだなぁっと思っていましたが、ホントに押しづらかった。