F-Ruby シリコンバレー ミッションに参加してきた(5日目)

さて、公式のスケジュールも5日目で最後となり、後は自由行動と帰国を待つのみです。
のはずだったのですが、準備不足でタバコが切れたのでホテルの売店で購入。$10なり。しかもその間にもcigaretteの発音が全く伝わらず実物を見せたり、購入時に「ID見せろ」とか言われてパスポートを取り出してたら、後ろに列ができて非常に申し訳ない気分にさせられたりとしました。後から「すがれっと」と発音すると良いとか、「タバコ」で通じるなどのアドバイスをいただきましたが、結局使わずじまいでした。ちなみに、他の日本人のcigaretteの発音も通じなかったので、なにか根本的に勘違いしていることも考えられます。謎です。

Engine yard 訪問

最後の公式スケジュールとなりましたEngine YardではCloudを概観した話が聞け、今回のミッションのトリにふさわしいものとなりました。

やはりここでもCloudが開発に与える生産性や環境に関するコストの低下が重要な要素となっていくとの見解が提示されます。そしてこの変化は「サーバなどのインフラ」、「ソフトウェアのアーキテクチャ」、「ビジネスモデル」のすべてに影響を与えるものになるようです。

また、クラウドの用件として以下のような項目を挙げています。
・拡張性
・オンデマンド
・常時提供
・インターネット経由(地理に依存しない)
・サービス思考
・抽象化、仮想化

さらに、今後大量に登場してくるであろうクラウドの性質を判断するための指標として以下のようなマトリックスを提示していました。

SaaS(エンドユーザ向け) PaaS(開発者向け) IaaS(IT部内向け)
Public Cloud
Private Cloud
Hybrid Cloud(PublicとPrivateの混合)

このような変化の中で中小のIT企業が生き残っていくためには、ニッチを選んで勝負するか、SaaSにフォーカスするのが良いとのことです。また、ここで言うSaaSについてASPとどう違うのかと言うことについては「利用者としては何も変わらない」としつつも「開発者としては経済的に大きく変わってくる」ということです。

また、今後時流はクラウドに向かっており、将来的にはCAD、ゲーム、科学の特定の分野などのようにリソースを必要とする用途以外ではクラウド化されていくのではないかとのことです。GoogleChrome OSについてどう思っているか興味が湧きましたが、聞きそびれました。

自由行動

さて、公式のスケジュールが消化されたので午後は自由行動になりました。ちょうど開催されているRubyConf 2009に行く組と自由行動組みに分かれて行動です。自分は、自由行動を選びました。

しかし、なにか目的があったわけではなくどうしたものかと思っていると、同行者が見たい建物があるとのこと。これはまた珍しい目的があったものだとふらふら着いていくことに。

今までバスでの移動が多かったのでゆっくりサンフランシスコの街をみることがなかったのですが、歩いてみると存外面白い建物やなにかがあっていい感じでした。一々あげていくのもなんなので、箇条書き風に。
・坂が多い、坂がきつい
・建物が妙に古めかしい。新しい建物も古めかしい
路面電車は飛び乗るものらしい
・坂道を下る路面電車は、ジェットコースターより恐ろしそうだった
・2度ほど写真を撮ってくださいとか言われる。日本の観光地と一緒

そういえば、写真を取る時の掛け声で一瞬悩みました。なんとなく「Take Picture! three, two, one」と言ってみましたが、ホントに通じたのか今でも分かりません。色々間違っているような気がします。でも写真は取れたからいいんです。

解散式

自由行動後、夜からは解散式?のため徒歩で移動。昼間散歩でも通ったチャイナタウン辺りのお店でした。飛び入りでジャーナリストの小池氏も参加しての打ち上げに。一回り自己紹介と今回のミッションの感想について述べたあとは歓談と、最後に小池氏のプチセミナーのおまけつき。

小池氏のプチセミナー ###

今後、クラウドによって超集中と超分散が同時に起こることになる。超集中とはクラウドによってリソースが少ない場所に集中していくこと。超分散とはPC環境を中心にしたクライアントが飽和し、モバイルや多国的に展開されること。

超分散の過程として、OpenSourceやOSに依存しないサービスやソフトウェアが中心になっていく。それに伴い社会の知的生産はネット中心に移行、生産物を探すGoogleなどのような検索エンジンがさらに重要になる。

ただし、検索エンジンはある特定の瞬間を切り抜いたスナップショットのようなものでしかないため、今後はライブモニタリング(Twitterなど)、情報をオーガナイズするもの、ネット自体が情報を発信するPlayerになるようなものが重要になっていく。また、アプリケーション自体が勝手に進化し情報をまとめていく方向性にもなっていく。

これらをすすめていくには、やはり魂(ビジネスモデル)が必要。