クラウド鼎談 - AIP Cloud 3 days 二日目 に参加してきた

革新的なビジネスと生き方を考えよう

日時
: 2010年10月02日(土)

会場
: アクロス福岡 4F 国際会議場

動画:http
: //www.ustream.tv/recorded/9970217

まとめ
: [2010-10-04-4]

スピーカー

-藤村 厚夫 氏(アイティメディア 代表取締役会長)
-外村 仁 氏(Evernote CFO)
-林 信行 氏(ITジャーナリスト)
-山下 哲也 氏(NTTドコモ スマートフォン事業推進室 アプリケーション 企画担当部長)

クラウドについて

外村 氏

肩肘を張らず日常のクラウド(サービスを考えたい)

林 氏

リスクヘッジとしてのクラウドが日常化していく

藤村 氏

Philの話にもあったように、一つのデバイスで何かを語るような時代ではない

イノベーティブなビジネスとその次を考えてみる

林 氏

長期視点を持っていくことがイノベーションを起こす

一時的なバズ(流行)に惑わされない長期視点を持つ(一万年動き続ける時計を作るプロジェクト、"Clock of Long Now")

Work-Lifeバランスをしっかり考える

情報をとどめるだけじゃなく、不要な情報を隠して見つけやすくすることが大事になる*1
search から findabilityhe

-サービスを3つの軸で考える*2
--時間軸(ブログは、古い順が当たり前だった時間軸を新しいもの順に逆転させた)
--親密軸(Social Network。友達が教えてくれる)
--空間軸(Foursquareなど。自分の近くの空間)

山下 氏

Philの"Love"は「Cultureを作れるか」ということ

外村 氏

iPhoneは、人間の思考に近い形でサポートしてくれる

Evernoteは画像だけ、PDFだけではなく何でも入れることが出来る。ナレッジナビゲータ

山下 氏

コンピューティングの世界に他の業界と同じ考え方を持っていきたがるが、その考え方を変える必要がある。大量生産大人数での生産などは必要ない。
コンピュータは一人でも少人数でも出来るので、すぐにでもビジネスをはじめられる。

林 氏

人は、趣味や嗜好などそれぞれ複数のニッチを持っている。そのニッチの接点を考えることでPhilのいうLoveが見つかるし、それが情熱に繋がる。

外村 氏

今までの経験や知識では対応できないような新しいことがたくさんおきる。それに対応していくためには感性や多様性が大事になってくる。

林 氏

なにかを出すことで、リアクションが返ってくる。そのイテレーションを回していくことが大事。失敗を責めてはいけない。失敗した人こそノウハウを持っている。Fail Firstは大事。

今は、始める前のオーバーヘッド(議論やミーティングなど)が大きすぎるので、それを減らしていく必要がある。

山下 氏

失敗という言葉が悪い。「失敗ではなく、上手くいかなかっただけ」、原因を考えてよりよく改善していくことが大事。

そのためには違う発想を持ち込むことが大事。いつもと同じことも大事。

外村 氏

好きなことだけをやれば良いわけじゃなく、困難を乗り越える中にイノベーションがある

藤村 氏

従来のプラクティスも再設計することも大事。今までベストプラクティスだったものが変わっていく。

山下 氏

決めてしまったので変えてはいけないという先入観がある。ルールは人間が作る。ルールは人間が変えていく必要がある。

外村 氏

決まりを作る時には期限を付ける

日本では一旦成立したルールを無くすことが下手。意味が無いルールはスルーすることも重要

林 氏

自己規制が強すぎるのも問題。世界規模の中で日本基準で勝手にしり込みしてしまう。

これからの時代でクリエイティブであるには?

山下 氏

何かを考え抜くことが大切。考え抜くことで何かの瞬間にひらめきがある。「クリエイティブな習慣」

ひらめきは順番が無いので、自分の好きなところからはじめるべき。やっていくうちに形が出来てくる

外村 氏

AppleAndroidも仕様書なんて無い

従来の「ビジョン」→「プラン」→「Product」の流れは過去のものになっている。出力とリアクションのサイクルが重要。

林 氏

スペックシートを作ると、それを超えるものは出来ない。単に責任の擦り付けに過ぎない。

Work-LifeのバランスをLifeよりに。

同じ場所、同じメンバーでいると煮詰まってくる。煮詰まってくるとクリエイティブなことは出来ない。アイディアもクラウド・ソーシング。みんなで考えることができる

山下 氏

仕様書を書く暇があったならコードを書く。

外村 氏

何かを始める前に、これからどうなるかを心配することが多い。先払い心配性。

ネガティブなプランが先行してしまう。まず行動。転ばぬ先の杖は役に立たない

「~すべき」よりも「~したい」が重要。愚痴るくらいなら別のところに行けば良い。

まとめ

クリエイティブ = 超ポジティブ

自分の感性、直感を信じる。そのためには何かを考え続ける必要がある

楽しいは悪ではない

ポジティブとネガティブは紙一重、ネガティブは謙遜とは違う

ポジティブな人は成功する

藤村 氏

始まる前に制限をつけない。まずはじめる

林 氏

AARRRが大切。サービスがインフラになり、そこからRevenueを考える

http://lhdemo.info/wp/archives/157>
Acquisition(獲得)
: さまざまなサイトを通してユーザーを自社のサービスに誘導してくる段階

Activation(活性化)
: ユーザーがあなたのサービスにやってきて「いい体験」をする

Retention(維持)
: ユーザーが「いい体験」を求めて度々、あなたのサイトに舞い戻ってくる

Referral(推薦)
: ユーザーがあなたのサービスを気に入って人に勧めるようになる

Revenue(収益化)
: ユーザーが仲間も大勢いるお気に入りのサービスにお金を払う価値を感じる

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山下 氏

人は脳だけで活動しているわけではない。身体感覚を大事にするべき

外村 氏

日本人の感性はすばらしい。それを具体化したサービスを考える。「おもてなしの経営学
クラウドで、今まで出来なかったことが出来るようになっている

*1:似たようなことを美崎氏も話をしていた。[2010-10-04-1]

*2:昔聞いた話を参照:[2010-03-23-6]