一人バーベキュー。その傾向と対策

ひとりバーベキュー、その問題点

一人BBQ
: 一人でバーベキューすること

バーベキューをやったことのない人というのは少ないと思いますが、一人でとなるとなかなか敷居が高いかもしれません。その反面、所詮バーベキューなのだから大したことないだろうと高を括って始めてしまうと意外なことろに落とし穴があるもので難儀してしまったりしがちです。

そこで先日の経験を書き残しておいて次回への教訓としたいと思います。一言でまとめると、一人BBQの最大の楽しみは一人で自由にできること、最大の問題点一人しかいないことです。これは想像以上に大きな問題になります。

やってみよう、一人バーベキュー

準備編

大抵の物事は準備が大切です。準備さえちゃんとできていれば大抵のことは問題ありません。準備8割、本番2割、段取り良く、準備しておきましょう。

調達

準備するのも一人です。炭の準備や食材、酒類、すべての調達の費用と労力を一人で賄う必要があります。意外と大変なのが食材の調達。スーパーなどで売っている肉類は家族向けなのか一人で食べるにはかなり多めの量が入っています。うっかりすると、1種類の肉で腹いっぱいになりかねません。もちろん、野菜やご飯類、焼きそばなど普通のBBQをイメージして食材を揃えると大変なことになります。バーベキュー用のパックで揃えたり、予め必要な分に小分けにしておくなど事前準備が大切になります。ノープランでスーパーに行くと割りに大変なことになりますので、大まかなイメージだけでもはじめに持っておくのが良さそうです。

また、炭や酒類についても大変です。複数人であれば担当分けして準備するのでしょうが、今回は一人です。例えば3キロの炭とビール1ケース、ソフトドリンクなんか準備しつつ食材の調達するとなると、準備だけでも一苦労です。車で一気にやってしまうか、前日までにコツコツ準備することをおすすめします。

そのほかバーベキューにはいろいろなものの準備が必要になります。自分が今回準備したものを最後にまとめて列挙しますので参考までにご覧下さい。普通のみんなでやるバーベキューであれば、役割を分担し、コストを平均化して対応するところではありますが、一人だとそうは行きませんのでご留意ください。

場所決め

一人BBQで一番最初に考えるべきは場所です。どこで、どういう風にやるか、それがすべてを決めてしまいます。それは決して人目につくと恥ずかしいとか、場所取りが大変とかそんな理由ではありません。

一人BBQでは参加者は一人しかいません。また、お酒を飲むのであればシラフの人が全くいなくなるという事実に我々は思いを致すべきです。つまり、搬入は一人でやる必要があります。また、撤収も一人でやる必要があります。そのため車を使った搬入搬出はできません。なぜなら撤収時には酔っ払っているためです。

後片付けも酔っ払った状態で一人でする必要があります。公共の場所やバーベキュー施設では後片付けをちゃんとしないと行けませんから、相当自制を持った飲酒が必要です。バーベキューで日常的に酔っ払う人は後片付けの記憶が曖昧になりがちですが、結構大変です。炭の処理を間違えば火事になりかねませんし、燃えるゴミ、空き缶空き瓶、残り物の処分など考えることは多数あります。

また、一人しかいないので一度火を起こしてしまうと迂闊に離れられなくなります。トイレくらいはダッシュできても、途中抜けての買い出しなどはもってのほかです。燃えている炭をそのままにしてほっつき歩いていい道理はありません。もしもの時も一人です。慌てず騒がず対処できるように必ず手近に水を準備しておきましょう。

そのため場所を決める際には、一人でも車を使わずに搬入搬出できる近場、トイレが近い場所、水の確保が容易な場所、もちろん火を使っても大丈夫な場所。となってくるとかなり限定されてしまいます。一番手っ取り早いのは自宅の近くの川辺で火を使ってよいかを確認するのが良さそうです。あと、庭やそれに類するところがあればそれに越したことはありません。もちろん火や煙はどうしても出てしまいますので、近隣近所に迷惑をかけないような場所であることが大切です。

搬入

調達と場所決めが終わったら実際に搬入します。この段になると通常のバーベキューと大して変わりません。ひたすら一人でやるだけです。繰り返しますがお酒を嗜む方は車は使えません。厳密に言うと自転車も乗れませんので気をつけてください、その際は押すのです。炭や飲み物は重いですし、食材もかさばります。台車か何かあれば楽できるかもしれませんので、よろしくご検討いただければと思います。

実施編

実際に始まってしまえば通常のバーベキューと対して変わりません。一人で火を起こして、一人で焼いて、一人で食べて、一人で飲むだけです。繰り返しになりますが、火の取り扱いにはくれぐれも注意が必要です。油断したり、火をそのままにしてほっつき歩いたりしないように気をつけてください。酔っ払って寝てしまうのは最悪ですので、くれぐれも自重してください。

撤収編

撤収も通常のバーベキューと対して変わりません。一人で片付けて、一人でゴミを分別して、一人で処分するだけです。大変に酔っ払ってしまうと周りに迷惑をかけてします。また、焦げた網などを明日でいいやとそのままにしてしまうと、こびりついて大変なことになります。面倒でもその場でやってしまいましょう。繰り返しますが、お酒を飲んだ方は搬出に車は使えません。うちに帰るまでがバーベキューです。頑張ってください。

そもそも楽しいの?、一人バーベキュー

ここまで準備に時間をかけて、面倒な後片付けをこなしてまで、一人でバーベキューを嗜む。はたして一人バーベキューはこの労力に見合っているのだろうか。

結論から言えば見合っている。外で何かするのは単純に楽しい。火をいじるのが楽しい。炭を好きなだけ入れ替えて、うちわで思いっきり仰ぐの楽しい。もちろん好きな時に好きなだけ肉を焼いて食べるの楽しい。好きな酒を好きなだけ飲みながらボケーッとするの楽しい。興が乗るならしみじみ本を読んだり音楽を聞いたりするのも楽しいかもしれない。そして、好きなだけやって、好きなときに終わることができる。その自由も楽しい。

やってみた時は小一時間くらいで飽きるんじゃないかと思ったけど、そんなことはなかった。正直、炭で火をおこしてボケーッと燃える炭を見ているだけでなんとはなしにいい感じになってくる。スマホとか見るのも忘れて火の世話をしてた。

とは言っても準備が大変だし後片付けも大変。そんな人は手ぶらで楽しめるバーベキュー場なんかもあるようなので、そういったところから始めるのも悪くないかもしれません。ただ、一人でやるバーベキュー、ほんとうに楽しいので機会があればぜひともお試しください。特に炭をいじりすぎて怒られがちな人は是非に。

補足:今回準備したもの

コンロ

コンロは小さめなものをチョイスすること。大きすぎると無駄になる。今回準備したのは39 x 24cmのもの。また網の片隅で火に当たらないスペースを準備しておくと、一気に焼けすぎて食べきれない時の退避場所になる。また網の大きさも心に留めておくべき。あんまり網の間隔が広かったりすると肉が網からこぼれ落ちてしまいます。そんな時は細かい網を準備しておくとのびのび焼くことができる。

木炭 3kg

木炭は普通に買ってくるとかなり大きめの炭が入ってたりしてぶっちゃけ使いづらい。予め小さくなるように割っておくと便利。細かい火の調整もできるし着火しやすかったりする。一人でバーベキューする分には3kgもあれば十分。それ以上のサイズだと持っていくのも大変になるので注意。特に帰りを想定しておくこと。

着火剤

着火剤は好き好きに。使いで的には固形のものが良いと思うのだけど、ジェル状のものも気になる。

軍手

軍手も必要。一人でやるならいらないかと思ってたけど、炭を割ったりなんだりすることを考えると非常に便利。

タオル

あとタオル。ぶっちゃけ暑いのでタオルは必要。

トング・火バサミ

今回はトングで対応したけど持ち手が短すぎて熱くなるので火バサミがあったほうがいいかもしれない。まぁ、どうせ火で消毒されるので火バサミを準備しておいてトング代わりに使うのもいいかもしれない。

ライター

ライターは適当に。ただし着火に使うので普通のライターではなくチャッカマン的な長めのものを準備したほうが良い。ちなみに百均のライターのクオリティは安心できないので普通に買ったほうが良い。

うちわ

うちわは必須。これがないと多分バーベキューが始まらない。むしろ一番の楽しみかもしれない。あおごう、ひたすらあおごう。

クーラーボックス(15L)

クーラーボックスは折りたたみできる奴。大きすぎても仕方ないので15Lくらいのものを準備。これだとビール6缶+ワイン+肉類なんかがなんとなく入ってくれる。これより小さいと色々入れると難しそう。時期によっては水と氷なんかも入れないといけなくなるのでもう少し大きいほうがいいかも。

使い捨て皿と割り箸

使い捨ての皿と箸は忘れないようにする。これを忘れると焼いている肉に直接タレを掛けてトングで食べるハメになるので注意。

焼肉のたれ

焼肉のタレはお好みで。ただし経験上、二種類は持っていったほうが味に飽きが来なくていいかもしれない。一種類だけだと、ぶっちゃけ途中で飽きてきてげんなり感が出てきたりする。

氷は必須ではないがあったほうがいいかもしれない。予めしっかり冷やしておけば代わりになるんじゃないかと思うけど、夏場だと肉の足が早そうなので欲しくなる。あとロックを飲むならそれ用でも必要。

好きな食べ物

好きな食べ物は好きなだけ。肉、海鮮、野菜、焼きそば、好きなだけ準備して食べれば良い。ただし個別に買い揃えると分量の調整が難しかったりするので買う前に予めちゃんと考えておくこと。また始める前に小分けにしたり準備したりすることでスムーズなバーベキューを楽しめる。

まかり間違っても現地で切ろうとか準備しようなどと思わないこと。一人でやってると火の世話をしながら切ったり焼いたりとだんだん良くわからなくなってくること請け合い。また夏場は腐りそうなので氷をセットで準備しておくなどの準備は必要かもしれない。一人バーベキューで一人食中毒とか笑えない。

好きなお酒

好きな酒は好きなだけ。酔いつぶれない程度に。冷えたものが飲みたいなら予め冷やしておくこと。ロックや水割りが飲みたいなら水や氷も必要。再三のはなしだけど、追加の買い出しはできないものと心得ること。一度一人バーベキューが始まれば「あー、ビール買い足すかぁ」なんてことはできない。ので、必要十分をちゃんと準備しておくこと。

その他

その他には、金タワシやら、もしもの時のための水、バケツなんかも準備しておけばいいと思います。