他人の得は自分の損ではないという話

 「他人の得は自分の損ではない」ってのはたまに自戒する言葉なんだけど結構重要な話なんじゃないかという話。

 人間どうしても人と比べて自分の立ち位置を確認するようなところがあって、ついつい他人の損得に敏感担ってしまうような気がする。そんな時、良いところと悪いところ両方見て「みんな大変なんだなぁ」と思えれば良いんだけど、往々にして他人の良いところばっかりが気になってしまう。

 そういうところに目が行くと、ついつい他人に良いことがあったというだけの話が、他人に起こった良いことが自分にはなかったという悪いことに感じてしまったりする。

 子どもなんかは結構はっきりしていて、面と向かって「だれそれちゃんばっかりずるい」とか言いがちだけど、大人だってはっきり言わないだけで同じようなことを思ってるわけで。

 もちろん、そういう気持ちになること自体が悪いわけじゃない。ただ、そういうことを習慣にしてしまうと、だんだん自分の置かれている環境の評価軸や価値観を「自分」ではなく「他人」に、しかも「自分の想像の中の他人」に譲り渡してしまうような、そんな気になってしまう。

 それに他人の気持ちを勝手に斟酌して、勝手に自分の気持ちを貶める必要もないんじゃなかろうか。そういうことを時たま思い出しながら、一人なるほどと思ったり、思わなかったり。