福岡県立バーチャル美術館に行ってみた。そしてバーチャル美術館について考えた話

福岡県立美術館が「福岡県立バーチャル美術館」を公開って話があって楽しみに見に行ったんだけど、なんというか、若干のこれじゃない感がある。まぁ、具体は見てもらえればいいとは思うんだけど、OPというかマウススクロールからのアニメーション、実際に入り終わった後はタイル状に絵画や収蔵品のサムネイル、クリックすると若干の説明と拡大写真。

なんというか、これのもう少ししょっぱいバージョンはWindows95のPCを初めて買ったあたりにサンプルでついていた美術系のマルチメディアCDで見たような気がするくらいには、何の目新しさもバーチャルさもない。

ちょうど同じようなタイミングでルーブル美術館でも同じようにオンライン上でコレクションを見ることができるようになったので、そちらも見てみる。例えばモナリザはこんな感じ。こちらはもうすこし説明や画像が充実しているけど、大枠としてはおんなじイメージ。まぁ、いろんな要素にリンクが張ってあるのでビジュアルだけで辿るとかの必要はなくて、次から次へ見ていける分、面白くはあるけど。

なんというか、若干の肩透かし感はある。

さて、こういうのを見ていて、自分がバーチャル美術館といわれていったいどんなものを期待しているのだろう。例えば館内を3D+VRで再現して館内を自由にウォークスルーできるようなもの?CDモデルをぐりぐり回しながら普通なら見れない角度や距離から収蔵品を見ることができるもの?音声ガイダンスを自由に聞けたり、動画をふんだんに使った紹介ムービーが見れたり?

学芸員の方のツアーを再現してほしい。できればツアーを作品ごとに分割して、その説明を聞きながら、ぐりぐり収蔵品を動かしたい。ツアーだと近くに寄れなかったり、聞き逃したりしちゃうので、それをバーチャルで助けてほしい。あと、音声だけだと急に専門用語とか聞きなれない言葉が出てきて、??ってなっちゃうので字幕が欲しい。ある意味、収蔵品のオーディオコメンタリー。

収蔵品をぐりぐり動かしたい。拡大縮小回転含めて。一つ一つの収蔵品について音声と拡大縮小移動のナビゲーションを連携したガイダンスが欲しい。最近、ゲームやなんかのチュートリアルにあるように、次、その次、みたいな感じで見るべき要素をアピールしてほしい。そしてそれを自由に止めたり進めたりして作品の概要がわかったところで、あとは自由に拡大したり回転させたりして見て回りたい。

あと、その収蔵品に関する関連情報をナビゲートしてほしい。例えば、それについて書かれた本の案内だったり映画の紹介だったり、そのほかの作品だったり。美術館単体だとそれも限られるけど、ほかの文化施設と連携すればいろいろと深堀出来ると思うんよね。

ぶっちゃけ美術館という建物自体には興味がないので、バーチャル空間の中でウォークスルーできますとか言われても困るし、動画が見れますって言われてもならYoutubeでみるしってなるから、自分がバーチャル美術館にもとめるのはこんなイメージかなぁ。

まぁ、現場はお金も人もなくて大変だとは思うんですけどね。

福岡県立美術館が「福岡県立バーチャル美術館」を公開。コロナでも所蔵作品の鑑賞を|美術手帖 https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/23683

ルーブル美術館、48万点の所蔵品を オンラインで無料公開 | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア https://www.axismag.jp/posts/2021/04/358655.html